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銀の街グアナフアト―メキシコの旅より 2006/1/29-2/10 elpajaro


グアナフアトの街並み。丘から見た風景。


地下道。かつての坑道跡が今は車道に。


街の広場。この下にも地下道がある。


街の広場。


泊まっていた宿の通り。建物が鮮やか。


泊まっていた宿の屋上とそこから見える風景。ラテンらしい色の数々。ここでよくビールを飲んでくつろいだ。


別の丘から見たグアナフアトの街並み。丘の斜面に街が広がる。
グアナフアト > メキシコ 投稿日:2007/8/21
メキシコ中北部に位置する街グアナフアト。かつて銀鉱として栄え、世界の銀の実に3分の1を生産していたと言われる銀の町だった。今ではその歴史的価値が認められて世界遺産に登録されている。メキシコに来るのは2度目。最初の旅ではメキシコ市以南を旅したため、北部や中部は全く知らなかった。「グアナフアトいいですよ!」と、旅で出会った人に勧められたのだが時間がなかったので迷った挙句、行かなかったのだ。

実際、グアナフアトは首都メキシコシティからバスで六時間ほど北に行ったところ。広大な国土を誇るメキシコでは近い部類に入るだろう。にもかかわらず訪れなかったのは後になって少し悔やまれた。今回、アメリカ国境のティフアナからメキシコに入り、カリフォルニア半島、チワワを経てようやく銀の町にやって来た。

銀の町は町外れにあるバスターミナルから始まる。この時点ではしかし、銀鉱の面影は見えない。山が見えるだけだ。高原にあたるグアナフアトの標高はおよそ1400メートル。やや空気の薄さを感じる。市バスに乗って街に入る。しばらくして、バスはトンネルに入った。薄暗い照明に照らされたトンネルに狭い道が見える。トンネルは何本か続いた。どうやら一方通行のようで、対向車はない。

と、何本目かのトンネルの中に人の姿が見えた。こんな狭苦しい排気ガスだらけのトンネルを歩くのか?と思いきや、その人は手を挙げた。するとバスが止まった。そしてその手を揚げた人を乗せた。それだけではない。何とトンネルのなかなのにバスから降りる人もいるではないか。しかもよくみれば、トンネルには階段がある。光が差し込んでいる。つまり地上へつながる階段ということだ。どうなっているのだろう、この街は。地下通路があるなんて。やがて、バスはトンネルを抜け街に出た。そこには華やかなラテンの街が広がっていた。

街を歩くと、グアナフアトが山の斜面に作られた街であることが分かる。この山が銀山だったのだろうか。街には歩行者天国がいっぱいあった。通りの両端にはオープンテラスのカフェやレストランが立ち並び、陽気なアコーディオン弾きが楽しげな音色を奏で、タコス屋のスタンドやアイスクリーム屋が立ち並ぶ。赤や緑、青といった色鮮やかな建物の壁がいかにもラテンぽい。華やいで美しい街だ。オープンテラスの一つに入り、昼間から青空の下、ビールを飲む。もちろんコロナビール。教会や広場が見える。と、そこに・・・

通りの角に地下階段が見えた。それもよく見渡すと視界に入る限りでも3つくらいの地下階段があるではないか。それは地下鉄の入り口のようだ。東京やメキシコシティなら驚くことでも何でもないが。しかしグアナフアトは標高1400メートルの小さな街。電車もなければ地下鉄もない。なのに地下につながる階段。昼間のビールで酔ったのだろうか?そんなはずはない。テラスを立って階段の一つに向かう。そこには確かに地下へと続く階段があった。地下は暗くてよく見えない。降りてみると、そこに・・・

車が走っているではないか。そう、さっきバスから見えたあの階段だった。つまり地下通路の階段はそのまま街のど真ん中に通じているのだ。このような階段が街のいたるところにあるという。要するに地下通路の上に町ができていることになる。薄暗い地下道の上に華やかで優雅な街が広がっているのである。実はこの地下道、かつての銀鉱の坑道だったところだという。その坑道跡をそのまま道路として利用しているのだ。みれば、地下道の壁は舗装も修復もされておらず、ツルハシで引っ掻いたような痕があちこちに見られた。

地上に出ると、相変わらず美しい街並みが広がっている。丘に登って町をながめると、カラフルな建築が目に鮮やかだ。ラテンアメリカのどこにでも見られる風情な街。そこにはかつての銀鉱を思わせるものはない。でも一歩、地下に潜ると数百年前の風景が広がっていた。不思議な街である。
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銀の街グアナフアト―メキシコの旅より

グアナフアトの街並み。丘から見た風景。

グアナフアトの夜景。

地下道。かつての坑道跡が今は車道に。

オープンテラスのカフェ。ここからも地下道へ続く階段が見える。
 
街の広場。この下にも地下道がある。
 
街の通り。

街の通り。坂が多い街でもある。
 
市場。活気がある。屋台なども入っていて、二〇〇円も出せばタコスもお腹いっぱい食べられる。
 
泊まっていた宿の通り。建物が鮮やか。

歩行者天国。歩くだけでも楽しい。
 
泊まっていた宿の屋上とそこから見える風景。ラテンらしい色の数々。ここでよくビールを飲んでくつろいだ。
 
通り。狭いが風情がある。

別の丘から見たグアナフアトの街並み。丘の斜面に街が広がる。
 
地下道へと続く道。
 
地下道へ続くトンネルの入り口。
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