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上海特派員便り



Vol.2 2006/04/25 小吃
南翔小龍包 上海在住の石井です。
前回は通常のレストランで食事をする場合の注文の仕方を取り上げてみましたが、上海には“小吃”という、肉まん・小龍包などの軽食を食べることが出来ます。こちらもかなりおいしい食べ物なので紹介したいと思います。“小吃”は“点心”ということもあります。
“小吃”の範疇は結構広く、肉まん、あんまん、野菜まん、あんが入っていない“饅頭”(マントウと読みます)、各種お粥、お粥に入れて食べる“油条”(中国式あげパン)、小龍包、焼き小龍包、春巻、粽、蒸餃子、焼餃子、焼売、道端の屋台で売っている中国風お好み焼き“煎餅”(ジエンピンと読みます。焼く具は色々な種類があります。)、各種麺類なども“小吃”に含まれます。
“小吃”、食べられるところも、道端で蒸篭を蒸している屋台から、はては東京に支店を作ってしまった小龍包店のような大きな店までいろいろなところあります。上海の観光地豫園商場にある南翔饅頭店や緑波楼などの有名店では写真入のメニューもありますが、ほとんどのお店は壁に書かれたメニューを見て注文するので、自分が食べたいものを注文するのは中国語が出来ないとかなり難しいかもしれません。中国語は発音が難しく、ガイドブックに書いてある通りに発音してもなかなか通じません。ところが中国は漢字の国、そこで役に立つのが筆談です。メニューにある牛肉麺が食べたければ、牛肉麺一椀と書いて係員にわたすとちゃんと牛肉麺が出てきます。
上海で食べられる“小吃”を紹介いたします。まずは朝良く目に付く肉まん、あんまん、野菜まん。これらは全て“包子”といいます。肉まんだったら“肉包”、あんまんだったら“豆沙包”(豆と砂糖が包まれていると言う意味)、野菜まんだったら“菜包”といいます。 道端の屋台に蒸篭を重ね、盛んに湯気をだしているお店で食べることが出来ます。ちょっと郊外の地下鉄駅前などには、通勤客が朝食を取るために“包子”屋さんがあることも多く見受けられます。街中では豊裕や王家沙、永和大王、新亜大包などの“小吃”チェーン店などで食べることが出来ます。町の中心部でも一個一元、郊外などでは一個0.5元で食べることが出来ます。この“小吃”チェーン店では“包子”はもちろん、お粥、焼き小龍包、小龍包、各種麺類を食べることが出来ます。
また、上海に来たからには豫園商場にある南翔饅頭店に行かなければいけません。「中華名小吃」など数々の栄誉にかがやいてきた小龍包の老舗です。一階はテイクアウトの行列、2階の蟹肉小龍包だけを食べるところ、奥の小龍包だけではなく、いろいろな“小吃”を食べられるところと3つに別れております。2階の蟹肉小龍包だけを食べるところでは、まず入ったところにあるカウンターで食券を買い、食べている人の後ろにたって席が空くのを待ち、席に座ったら小龍包が来るのを待つ、という形になります。一籠16個入りで15元、ここでは一杯一元の卵スープと一皿一元の生姜の切り身、あとはビールとジュースしか販売しておりません。奥のいろいろな“小吃”を食べるところは、まず入り口に並び、係員の案内を待ち、席についたらメニューからいろいろな“小吃”を選び、注文します。同じお店なのに、蟹肉小龍包の数が6個と少なくなり、値段は逆に高くなります。どちらでお召し上がりになるのかよろしいのか?それはお客様ご自身のお好みでお選び下さい。
汁なし葱油麺 麺類も“小吃”です。ラーメンは中国がルーツと思われておりますが、日本人の口にあうラーメンは中国ではなかなかお目にかかることが出来ません。上海などでは日本人も多いので、日本風のラーメン屋はたくさんありますが、上海に来て熊本ラーメンや喜多方ラーメンを食べしょうがありません。上海にあるおいしい中国ラーメン屋さんを紹介いたしましょう。上海にお越しになったお客様を案内して、本当においしいと大絶賛の中国ラーメン屋、それは淮海中路689号にある滄浪亭(そうらんてい)。上海で今流行の蘇州麺の海の親はこちらの初代主人。日本人向けというわけではないのですが、麺にコシがあり、しょうゆ味のスープとの相性も絶品です。値段は一杯6元のネギ肉ラーメン(葱油肉絲麺)から、麺とは別皿で上海蟹の蟹味噌炒めが出てくるものまでいろいろな種類があります。
中国風お好み焼きの“煎餅”は屋台で営業しております。人が集まるところにはたいてい出ております。こちらは1元〜5元くらいで食べることが出来ます。ちょっと郊外の地下鉄駅前にも“包子”のお店と一緒に出ていることも多いです。

上海に来たときに手っ取り早くこれらの“小吃”をたべるには、豫園商場の周りが良いと思います。南翔饅頭店の隣も上海特産“小吃”のお店です。ちょっとマニアックな方法は、地下鉄に乗ってちょっと郊外の駅までいってみると面白いかもしれません。私が通勤で利用することの多い地下鉄3号線の鎮坪路駅の西側には毎日たくさんの屋台が出ていて、たいていの“小吃”を食べることが出来ます。
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