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上海特派員便り



Vol.1 2006/04/12 中華料理って?
上海に駐在しております石井と申します。
これから2週に一度ほど、上海からホットな情報を皆様にお届けしたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

第一回目で取り上げる内容をどうしようかと悩んだのですが、上海といえば中国、中国といえば中華料理、という強引な三段論法で、中華料理について取り上げてみたいと思います。
中国に行かれた方なら誰でも感じることだと思いますが、中国での食事の注文って難しいと感じることはないですか?行ったことのない方でも想像してみてください。注文する際に、まず中国語で書かれたメニュー、4文字熟語の羅列のようなメニューと格闘しなければいけない。メニューに載っている料理も見慣れないものばかり。英語が併記されていてもなかなか想像がつかないし、適当に注文して豚の丸焼きでも出てきたらどうしよう。
考えれば考えるほど自分の食べたいものがきちんと注文できるのか?としり込みしてしまうそうですね。
しかし実は中華料理の名前の付け方にはちょっとした法則があります。その法則さえ覚えてしまえば注文することはさほど難しくありません。これを読めばあなたも中華料理の注文で頭を悩ませなくても良くなる、といったら言いすぎかもしれませんが、以前ほど頭を悩ませることはなくなるのではないか、と思います。

普通、中国のレストランで食事をする場合、前菜(冷菜)メイン(主菜)スープ(湯といいます)デザート(点心)の順番で出てきます。日本人の感覚からすると、ご飯とスープがメインメニューと一緒に出てくるものと思いますが、中国の場合はご飯とスープは後で出てきます。おいしい主菜を食べながら、ご飯が出てきたらどんなにおいしいのだろうと思うこともあるので、白いご飯を食べたい人は、料理を注文するときに“白飯(バイファン)”と一言付け加えると良いでしょう。中国人でも家庭で食事をするときはおかずとご飯とスープを一緒に食べておりますから、どんなレストランでも白いご飯は必ずあります。
料理の注文をする場合、最初に前菜を注文します。中国人の場合は前菜をたくさん注文することが多いように見受けられますが、日本人の場合はさほど必要がないので、前菜は2〜3品で十分だと思います。私の場合は、どこにでもある蒜泥黄瓜(にんにくときゅうりの和え物。シンプルで大変おいしい。)と皮蛋豆腐(ピータンと豆腐の和え物・冷奴にピータンがのっていて中華醤油がかかっているものと想像していただければ間違いないでしょう。)の二種類を注文します。3〜4人の人数ならばこれで十分。もっと人数が増えた場合はその時々に併せて野菜のゴマ味噌掛けなどを注文します。

次にメインの注文をします。普通の中華料理の場合は、食べる人数+一品という形で注文するのが無難です。たとえば人数が4名だったら、肉料理から鶏肉一品、豚か羊か牛肉一品、蝦か蟹か魚料理を一品、豆腐料理を一品、野菜炒めを一品と注文するとちょうど良くなります。
人数が増えてもひとつのテーブルには10名くらいまでしか座れませんので、多くても11品くらい注文すればよろしいと思います。
メニューを見てもどんな料理だかわからないと思いますので、メニューに書いてある文字から何料理であるか見分ける方法を、肉料理、蝦蟹料理、魚料理、豆腐や野菜料理という順番でご説明いたしましょう。

まず、肉料理の鶏、豚、羊、牛の見分け方ですが、鶏肉の料理にはたいてい“鶏”の文字が入っています。例:辣子鶏(唐辛子と鶏肉の炒め。唐辛子辛くておいしい。)豚肉はただ“肉”と書いてあります。例:回鍋肉(豚バラ肉と野菜の味噌いため。ちょっとピリ辛でおいしい。)羊肉は“羊肉”例:羊肉串(羊肉を細かく切って串に刺したもの。羊版焼き鳥。)、牛肉は“牛肉”の文字が入っております。例:青椒牛肉片(ピーマンと牛肉の炒め物。ピーマンと牛肉を細かく糸のようにして炒めたものが青椒牛肉絲=チンジャオロースになります。)
蝦や蟹の場合も肉の場合と同じです。蝦料理には“蝦”の文字、例:干焼蝦仁(エビのチリソース煮、干焼明蝦と書いてあると車えびのチリソース煮になるのでお値段が大変高くなる。)蟹料理には“蟹”の文字、例:蟹粉豆腐(上海蟹のみそと豆腐炒め、上海の名物料理、どこで食べてもおいしい。上海にお越しの際は必ずお召し上がり下さい。)となっております。

魚料理の調理の仕方は、清蒸(魚に葱や生姜をのせ、醤油をかけて蒸すもの。)、紅焼(醤油で煮る)、茄汁(トマトを炒めてあんかけにする)、糖醋(魚をフライにし、甘酢あんかけにする。)の4種類に分けられます。青島や大連など海のそばで、生簀で生きた魚を選べる場合は生魚片(刺身)も選ぶことが出来ます。魚の種類と大きさと調理の仕方を選んで注文します。メニューに載っている値段は、500gあたりの値段なので、大きな魚を選ぶと結構お値段が張ってしまいます。鯉は鯉魚、ナマズは鯰魚、スズキは鱸魚、ヒラメは鮃魚、タイは鯛魚、タチウオは帯魚、イシモチは黄魚、ウナギは鰻魚、サケは三文魚(サーモンの当て字)といいます。
豆腐料理は肉や蝦蟹料理と同じく、今まで例に出した皮蛋豆腐、蟹粉豆腐のように必ず“豆腐”がつきます。野菜料理は豆苗、ほうれん草、レタス、青梗菜などをそのまま炒めるものを注文すると間違いがありません。ほうれん草は菠菜、レタスは生菜といいます。  スープは中国語で“湯”といいます。料理の場合と同じように、材料の名前がつけられている場合が多いようです。例:海鮮酸辣湯(海のものが入っているすっぱからいスープ)

点心は全部食べた後で注文しても問題ありません。胡麻団子、かぼちゃ餅、マンゴープリンなど、色々なものがあります。
同じ料理の名前でも、実際はレストランによって味が異なったりしますので、こちらを参考にして、自分が思ったものと違うものが出てきても良いや、位の気持ちで注文してみたらいかがでしょうか?たまにはなんだか判らないものを注文してみる、そんな冒険も必要だと思います。


それではまた。
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