ローマの技術革新
建築様式の歴史の上では、ローマの時代に建築・土木技術上の画期的な技術革新があります。それが a) アーチ b) ヴォールト c) ドーム の出現です。
前回ご紹介したように、ギリシャ建築では柱と柱の間の距離はその上に掛け渡す石の大きさで決まりました。ですから、この様式で大きな部屋を作ろうとすると巨大な石が必要になるか、もしくは部屋が「柱だらけ」になるかのどちらかでした。
しかしながら、ローマ人の発明した上記の新技術は、小さな石材(やレンガ等)を組みあわせることで巨大な空間に屋根を掛け渡すことが可能になったのです。それらの特徴を最もよく表している例として、以下の3つをご紹介しましょう。 |
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 a)が「アーチ」です。 b)のようにアーチを延長したものが「ヴォールト」になります。また、 c)のようにアーチを一回転させると、それが「ドーム」となります。 いずれも上からの重みを支える力が強く、小さな材料で大空間を構築することができ、ローマ時代以降の巨大建築を可能にした革新的な技術といえます。 |