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M&ヨーコの情熱のメールマガジン
マダムヨーコの辛口旅サロン
毎月第4木曜日配信
2008年8月28日号
目指せエレガントトラベラー
どこまでこだわる? ホテルの必須条件:バスルーム編
終わりましたわね、オリンピックも。まだまだ夏の気配が漂っているのに、気分はすっかり秋って感じ? みなさま、ごきげんいかがですか。オリンピックイヤーになるたびに、自分が意外とお祭り騒ぎ好きだったことを再認識しているマダムヨーコでございます。2回にわたって追求してまいりました、日本人のホテルへのこだわり。今回はその最終回。「バスルームにシャワーしかないなんて!」の巻でございます。
あなたは海外でも「絶対に入浴」派?
海外のホテルに滞在するときに、もう眺めなんてこだわりません、2人だけどダブルでも仕方ありません、でも、でも、お風呂がないのだけは我慢できないんです〜、という方、年齢にかかわらず結構多いのではないでしょうか。いつも入浴する習慣をお持ちの方はもちろんのこと、普段はさほど入浴にこだわらない方でも、不思議と海外に行くと「風呂命!」になりがちです。そりゃあそうですわね。知らず知らずのうちにたまっている疲れを、誰の目も気にせず癒せるのがお風呂。たっぷりのお湯に身をひたして「あ“〜〜」と、くつろぎたい! きれいに体を洗い、温まった体でベッドに潜り込む! ああ、なんというシアワセ。なのに、目の前にあるバスルームは・・・。
マダムが遭遇した驚きのバスルームたち

驚愕の海外バスルーム事情。いえ、バスタブがあればいいってもんじゃありません。マダムもすごいのに遭遇したことがありますわよ。まずはロンドンのプチホテル。半地下の部屋にはかなり広めのバスルーム。が、真ん中にどーんとバスタブが置いてあるだけ。しかも床はカーペット敷き。シャワーはなし。蛇口は熱湯と冷水が別々になった2口のもの。ど、どうしろと・・・。仕方なくスーパーでキッチン用のプラスティックボウルを買い洗面器代わりにしましたが、イチイチちょうどいい温度のお湯を作る面倒くささ、スキッと髪や体を流せない不快感はかなりのものでございました。

プラハのあるホテルでは、バスタブはあったものの、その深さゆうに1メートル越え。全裸でまたいでの出入りは超デンジャラス! シャワーはなぜかバスタブのタテ奥ではなくヨコ中央に設置。シャワーカーテンはもちろんなし。髪を洗おうものならバスルーム中大惨事になってしまうのでした。反対に深さが30センチしかなくて、それってバスタブじゃなくただのフチだろーがっ、と怒り炸裂したハワイのホテル、トイレの便器の真上に固定シャワーがあったソウルのホテル、どう頑張っても肘を張ることも膝を曲げることもできない極細シャワーブースinイタリアなど、奇想天外なバスルームは世界中に展開している模様です。

海外のバスルームにシャワーのみが多いワケ
ところで。お風呂文化は日本の特権ではありません。温泉はもとよりローマ風呂、トルコ風呂、テルメにスパにバスと、古今東西人間はお風呂とは長〜いお付き合いをしてきたのです。それが宗教、近代化、都市計画、気候等々さまざまな要因が絡まり合って、簡単に言えば「風呂=体の汚れを落とす場所=シャワーで充分」という国と、日本のように「風呂=疲れを取る場所=浴槽マスト」という習慣に分かれていったのですわね(超アバウト)。また常夏で体を温める必要のない地域、反対に寒い国でも室内の暖房が完璧で冷えとは無縁というところでは、やはりバスルームはシャワーだけというケースが多いようです。

とはいえ海外のホテルでバスルームにシャワーしかない理由は、習慣や考え方の違いだけではありません。古い建物を利用しているので設備が追いつかないケース、ギリギリの予算とスペースで造ったためバスタブを置く場所がないケース、地域のインフラそのものが進んでおらず給排水がままならないケースなど、文句を言ってもはじまらないことがほとんどです。しかし、これを理解していない日本人ゲストの多いこと! お湯の温度が低い、水量が弱い、温度が一定でない、水が赤いまたは塩辛いetc。スタッフにしてみればクレームをつけられても、どうしていいか困ることばかりなのです。
日本式入浴スタイルはホテルにとって困りもの
こうしたトラブルが最も起きやすいのが、日本人のゲストが多い東南アジアのリゾートのようです。お湯に関してはタンクで水を温めて給水というシステムがまだまだ多いため、部屋に戻ってきた日本人ゲストがいっせいにお風呂にお湯をため、シャワーを流したまま体を洗ってしまったら、あっという間に給湯はストップ。誰でもわかることですわね。さらに自宅では家族でお湯を使い回すのに、海外では1回1回捨ててしまう。そして「お湯が出ない!」とクレーム。デラックスホテルなのに、とか、そういうことは関係ありません。どんな一流ホテルだって、その国の基盤整備が遅れていれば停電になるし、インターネットはつながらないし、お湯は規定量しかでないのです。 ね、そうでしょう?
シャワーだけで疲れを癒す工夫あれこれ

バスルームにシャワーしかない、をマイナスにとらえるのは日本人だけ。またいくらバスタブがあったって、日本式の入浴ができるとは限らないということ、理解していただけましたかしら? そしてバスタブにこだわるがために、さほど魅力のないホテルを選んだり、予算以上の出費を強いられるのはイヤですわね。だからといってシャワーで我慢しろ、というわけではありません。シャワーでも工夫次第で、疲れを取ったり体を温めることができるのです。最後にその方法をご紹介しておきますわね。

体が冷えているときは、首筋から肩にタオルを掛けて、ここに集中的にやや熱めのシャワーを浴びます。ここが温まると湯上がりでも比較的体のポカポカが持続します。また即席の足湯も効果的。洗面器などがなくてもレジ袋で代用可です。10分もするとうっすら汗が出てきますよ。肩や足の筋肉が凝ったときは、マッサージするようにシャワーをかけてみるのもいいでしょう。ただし、これは水圧が高くないとあまり気持ちよくありませんが・・・。もしバスルームにビデがあったら、これまたリラックスには重宝しますわよ。ここにお湯をためて足湯にしてもいいし、腕をひたしたり、男性の場合は性器をひたすのも疲れを取るのに実に効果的なのだとか。日本ではなじみがないし、ちょっと気後れしそうですが、ぜひ機会があったらトライしてみてくださいね。

新しいバスルームは豪華と簡素の二極化が顕著
ここ数年にオープンしたり大改装を行ったホテルを訪ねてみると、バスルームが二極化していることに気がつきます。一方はジャクージ付き、セパレートシャワーブース付きなど、インルームスパに近いリラックス空間を造ろうとしているもの。もう一方は、あえてバスタブを排除しシャワーのみのコンパクトな造りにして、その分ベットルームにゆとりを持たせようとするもの。ご想像の通り、後者はとっても日本人受けが悪いらしいのですが、マダム的はシャワーだけでも部屋が広い方がいいですわ〜。あなたはいかが?

さてさて。眺め、ベッド、お風呂とこだわるのもいいけど、こだわりすぎるとかえって不自由ですわよ、とお話ししてきた「日本人のこだわりシリーズ」。少しでもあなたのアタマが柔らかくなってくだされば幸いでございます。それでは、みなさま、また来月お目にかかりましょう。Ciao!

◆そこが知りたいホテルの常識〜バスルームを快適に使いこなす

聞かせて、あなたの声を
あなたが海外で必ず買ってしまうもの。エリリン様の場合「それはステッカーです」とのこと。国によっては粗悪なものもあるのに「どうしても買ってしまいます」「買わないわけにはいかない」と、なぜにと思うほどステッカーのとりこ状態。そしてスイスのチューリッヒ空港では、格安&高品質の世界各国のステッカーをずらりと取り揃えて売っているお店を発見! 「ここで買えば全世界のステッカーが揃うじゃないかと飛びつきました」が、「待てよ・・・行ってない国のステッカーをこんなラクして買って良いものか、と自分に言い聞かせ」スイスのステッカーだけを買って帰ったのだとか。・・・涙。エリリン様ったら禁欲的すぎます〜。マダムなら大人買いしちゃいます〜。

みどり様からはバンコクのオリエンタル ホテルで見かけた、幼児連れの欧米人夫婦のスマートな対応(グズり始めた子供を静かに手で制する)と、ペニンシュラで遭遇した大声で走り回る子供ほったらかしの日本人夫婦について、客観性と理性に富んだお便りをいただきました。「騒ぐから連れて行かない」ではなく、「連れて行って場をわきまえることをきちんと教えることが大切」というみどり様。深く共感いたしましたわ。

香港、深セン、マカオを総勢7名で周遊されたツッチー様。それだけの人数なら、さぞかしおいしい中華をたんまりと! と思いきや「なんといっても美味しいのは、中華風日本料理を日本国内でいただくこと」という大逆転ホームラン的な結論に! 内緒ですが、マダムも海外から戻って最初に食べたいと思うのが焼き餃子なんですのよっ。ホホホ。 日本人のツインベッドのこだわりについて、自分には当てはまらないので驚いたとおっしゃるのは永田様。奥様との旅行はやっぱりダブルベッドで決まりですわよね。そしてマダムのハワイ報告(「おいしい旅の話」出張分)に関し、「関空発ですと、2-4-2の、しかも今まで見たこともないほどの古い機体」だったことや、パック旅行ならではのメリットについてご指摘くださった神谷様。個人旅行も団体旅行も経験なさった方のご意見はとても参考になります。ありがとうございました。これからもマダムヨーコをどうぞよろしく。
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編集後記
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