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トップ > クチコミプラザ > アップルコラム > スイス旅行記 > 第3回:さらばアイガー、そしてツェルマットへ
楽園の旅人



第1回:
旅の段取りは大変だけど面白い
第2回:
巨峰を眼前にシャンパンで乾杯!
第3回:
さらばアイガー、そしてツェルマットへ
最終回:
マッターホルンは霧の彼方に・・・
某月某日
惜しみ惜しまれつつベルヴェデーレをチェックアウト。オーナーから「来年には中庭に屋外温水プールができるから! レストランで日本食メニューも加えるから! 想像してくれ! もっとすーばーらーしーいホテルになる! ぜひともまた来てくれ!」と熱い言葉を頂戴する。水着がなかったのでプールに入らなかったけど、確かにそれは気持ちよさそう。「わかりました! このすーばーらーしーいホテルを友人知人にも宣伝しておきます!」と炎のレスポンス。

某月某日
感動の別れからほんの20分ほどでシュタインボックに到着。すぐ側にフィルスト行きのゴンドラ乗り場。見なかったことにする(帰国後、ふつうの服装でも充分行けたことが判明。くっ)。さすがにクラス感はダウンするが、部屋は改装したばかりらしくキレイ。バスルームが広いのが嬉しい。レストランはここで唯一釜焼きピザが食べられる有名店とか。賑わっている。でもピザの気分ではないのでパス。ミグロスというスーパーでパン、生ハム、サラダ、フルーツ、チーズ、ワインを買い込み、最後の夜はベッドの上でプチ宴会。

某月某日
朝6時、ロビーに行くと無人。支払いはないがせめてものお礼にと、ルームキーに添えてメッセージといくばくかのチップを置いておく。外はまだ暗い。バス停に人々が三々五々集まってくる。ほんどが仕事に行く地元の人のよう。インターラーケン・オスト、シュピーツ、ブリーク、ロイクと乗り継ぎ、バスでロイカーバートへ。スイスの鉄道は本当に正確で乗り継ぎも分かりやすい。タイミングも絶妙。唯一の難点はローカルエリアになると英語の案内放送がなく独、仏、伊のみ。話し込んでいても(そう、景色はほとんど見てないも同然)、放送が流れると聞き耳頭巾と化す。

某月某日
約4時間後にロイカーバート到着。荷物をバスターミナルのロッカーに預け、地図をゲット。北に向かって歩く。保養地だけあって町は整備されており高級そうな雰囲気。年配者多し。結構な坂道を上り、横丁といった感じの小道を抜けると教会のある町の中心に出る。休憩しようかとリントナーという高級ホテルに入る。ビジネスマンとハイソの巣窟。場違い。退散。小川の近くのイタリアンレストランに行く。頼んだカルボナーラはナイス茹で加減なものの、大量のベーコンと大量のチーズ、ダメ押しに生卵の黄身がポンと。泣きそうになりながらワインで流し込む。ワインは、またしても「ヨハニスブルク」。

某月某日
あまり遅くならないうちにバスでロイクに戻り、鉄道でフィスプへ。ちょうどパノラマ電車が入線していたので「ラッキー」とばかり乗り込む。景色のいい進行方向左は空きなし。隣のボックスに日本人の若いカップル。雄大な景色が現れるたび「すげー」「やばくない?」の連発。なんとかしてほしい。車掌の検札。得意げにパスを出すと「この電車は全席指定。空いてるから座ってていいけど追加料金ね」。てへ、とかわいこぶってお金を払う。でもすごく爽快な電車でした。追加料金払って悔いなし!

某月某日
ついに来ましたツェルマット。駅のロータリーにはホテルからお迎えの色とりどりの電気自動車がゲストを待っている。馬車もいる。やはり日本人のおじちゃん&おばちゃん軍団多し。ここでのホテルはイギリスの知人からのすすめでメトロポールに決まっていた。歩いても行けそうだけど、案内掲示板の無料電話で聞いてみると迎えに来てくれるとのこと。静かな電気自動車で約5分、マッターフィスパ川のほとりで降ろされる。トランクを持って階段を上りロビーへ。冬ならスキーでちょちょいのちょいなんだろうな、と思いつつ。

某月某日
ここでも温かな笑顔で迎えられる。レセプションは小さいが、ふと覗いたラウンジやレストランはとても広い。夕食はここでとることにする。客室はマッターホルンビューの、しかも1階の広いバルコニー付きの部屋。シンプルな内装だが広くてご機嫌。やはりチョコレートあり。カーテンを開ければ、ベッドの上からでもマッターホルンが見える(この時は雲がかかって隠れていた)。私たちに大好評だったのがバスルーム。白くてぴかぴかしていて、バスタブにはハンドシャワー(背が低く、体の隅々まで洗いたい日本人には涙が出るほど嬉しい)。椅子も置いてある。しかも床暖房! タオル掛けはオイルヒーター! さっそく洗濯をしまくる。翌日にはすっかり乾いていた。ブラボー!

某月某日
またもや「少しちゃんとした格好」をしてレストランへ。大柄な年配のオジサマがにこにこと近寄ってくる。握手をし「素晴らしい部屋でとてもハッピー」とお礼を述べる。私たちが長野県人だというといたく感動し、国境を越えたよもやま話に花が咲く。しかし料理が運ばれてくると、「ごゆっくり」とさりげなく席を外す。スマートな立ち居振る舞い。「ねえ、あの人シェフ?」「えー。ジャケット着てたからマネジャーじゃない?」。正体はオーナーでしたああ! 気さくで優しくて話し上手で、つたない私たちの英語にも笑顔で答えてくれたオーナー。一気にファンになってしまいました。

某月某日
本日のディナーは牛肉のグラーシュ、サラダ、鳥のロースト。肉食の私たち。一度はチーズフォンデュを、と思うのだがなかなかその気にならない。ワインはメルロー。後ろの席にイタリア人の家族連れ。オーナーはイタリア語で話している。日本人が珍しいのか、5歳くらいのちびっ子が行き来しながらこちらに関心を示す。「お名前は?」。ダッシュで逃げた。そんなんじゃ立派なイタリアの種馬になれんぞ!

某月某日
部屋に電話がかかってくる。落ち合うことになっていた知人夫妻。彼らはすぐ隣の姉妹ホテル、アルファにチェックインしたのだ。さっそく部屋を襲撃する。実はこの旦那と私たちは小・中学校の時の同級生。海外赴任するだけあって、押しの強い私たちにびくともしない素晴らしいメンタリティの持ち主。再会を喜び合い大盛り上がりの女二人を見て、奥さんはやや引き気味。「ねえ、部屋狭くない?」。失礼な私の質問に彼はとうとうと語りはじめた。

某月某日
彼曰く「メトロポールは前に泊まったことがあって、すごくいいホテルだから、あれこれウルサイ君たちにおすすめしたのだ。アルファは確かに部屋は狭いかもしらん。でもメトロポールで朝食が取れるしサービスも同レベル。ほれ、マッターホルンも見える。そして安いんだ。ふっ。賢い選択だろ? だてに西洋人と渡り合っちゃいませんぜ!」。こういう男です。奥さん、あなたの選択は正しかったのでしょうか・・・?

某月某日
夕方にマーモットの噴水で待ち合わせることにして、いったん解散。私たちは相変わらず町の散策。「温泉町みたいなとこだね」「でもロイカーバートよりいい感じ」「こっちのほうが寒いね」「うん、マッターホルンが見えやしねえ!」「明日は晴れるかな」。グリンデルワルトでは買い物欲を発揮できなかった反動か、気になる店は片端から突入。異国にいる時の不思議なテンションで、どう見ても、絶対に日本では着ないであろう服を買いそうになる。また互いに「いーんじゃない。いーんじゃない」と無責任なレコメンド発言連発。

某月某日
ちょうどフェスティバルの最中ということで、かなり賑やかなマーモットの噴水広場。「やあ、待たせたかい」と奥さんを伴った彼が気取って登場。奥さん・・・ホントにあなたの選択は・・・。彼の案内でバーンホフ通りから少し入った場所にあるレストランへ。こぢんまりとしたお店で、山小屋みたいないい感じ。「まずビールね」。このイギリス人がああ! 注文は彼に任せ、奥さんに彼の若人時代の悪行三昧を暴露する。「いやあ、君たち。それほどこの僕に注目していたとは。照れるじゃあないか」・・・こういつヤツだから、今でも気軽につきあえるのだ、と深く感動する。

最終回:マッターホルンは霧の彼方に・・・  につづく・・・

メトロポール & スパ ツェルマット
 Hotel Metropol & Spa Zermatt
 ★★★★
TWIN BED WITH NON-MATTERHORN VIEW
・・・ ¥21,500〜
ツェルマットの町中で最もマッターホルンが美しく見えるマッターフィスパ川沿いに建つホテル。客室のほとんどがマッターホルンを正面から眺められるテラス付きで、目覚めと共にその雄大な姿を捉えることも。そしてこのホテルの最大の魅力はオーナー夫妻の温かな人柄。充実のスパ施設もあり、早めの予約ならビュー指定も可能。
スイスの山々が最も美しい5月が狙い目。ピークシーズン以外が断然お得!
[体験談を読む]
ツェルマットの風景
マッターフィスプ マッターホルン ツェルマット駅前
メインストリート マッターホルン
朝のマッターホルン
ツェルマットの風景いろいろ
Hotel Metropol & Spa Zermatt 料金のご案内
部屋カテゴリー 期間 料金
TWIN BED WITH NON-MATTERHORN VIEW 6/2-6/23, 9/19-10/22 21,500
6/24-9/18 26,200
TWIN BED WITH MATTERHORN VIEW 6/2-6/23, 9/19-10/22 23,400
6/24-9/18 29,900
ベルベデーレ グリンデルワルド   Hotel Belvedere Grindelwald   ★★★★
部屋カテゴリー 期間 料金
Twin room superior Wetterhorn 3/25-4/13, 4/18-5/31, 9/18-10/21 23,100
4/14-4/17, 6/1-6/23, 8/20-9/17 30,400
6/24-8/19 38,500
Twin room superior Eiger 3/25-4/13, 4/18-5/31, 9/18-10/21 30,100
4/14-4/17, 6/1-6/23, 8/20-9/17 37,400
6/24-8/19 45,600
シュタインボック   Hotel Steinbock   ★★★
部屋カテゴリー 期間 料金
Twin Room bath or shower 4/1-6/10, 9/20-11/30 13,800
6/11-6/25, 8/21-9/19 24,200
6/26-8/20 20,800
ミノテル アルファ   Minotel Alfa   ★★
部屋カテゴリー 期間 料金
TWIN BED WITH MATTERHORN VIEW 6/2-6/23, 9/19-10/22 15,000
6/24-9/18 16,800
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