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ようこそ祝祭の食卓へ〜もっとおいしいイタリア料理
どんなイタリアンレストランでも、見つけることのできるおなじみのあの料理。さて、その一皿はどのようにして生まれたのでしょうか?
カルパッチョとはそもそも生の牛肉を薄くスライスし、マヨネーズとマスタードをミックスしたソースを美しくかけまわした料理。ヴェネツィアはサン・マルコ広場近くに1931年創業したハリーズ・バーのオーナーが、ダイエット中の貴婦人のために考案した一皿といわれています。
このバーからは、スパークリングワインと白桃で作られた有名なカクテル「ベッリーニ」も生まれています。かのヘミングウェイも愛したという有名なハリーズ・バーは、現在もヴェネツィアの外せないグルメスポットのひとつです。
時は1889年、イタリア国王ウンベルト1世はお后のマルガリータを連れて、ナポリにある離宮に滞在していました。この二人は地元の料理であるピッツァに大変興味を持ち、屋敷に献上させます。
請け負ったのは腕の立つ職人エスポジート。彼が精魂こめて作り上げたピッツァは赤いトマト、緑のバジル、白いモッツァレラチーズというイタリア国旗を模したもの。后に敬意を表し「マルゲリータ」と名付けられました。今でもイタリアピッツァの定番中の定番です。
英語で言うと「クレージーウオーター」という、ちょっと引いてしまうようなネーミング。
魚介類を軽く炒めた後、水を入れて煮立てる南部イタリアの漁村生まれの料理です。
加えた水が熱で狂ったように踊ることからこの名前が付きました。ニンニクや白ワインが魚の生臭さを消し、素材のおいしさをぐんと引き立てます。シンプルで滋味にあふれ、日本人の舌にも合う一皿です。
ローマの伝統料理サルティンボッカ。「口の中に飛び込む」という料理名は、すぐに作れて食べられるから、口の中に飛び込んでくるほどおいしいから等々の説があります。
誕生のいきさつもすでに800年代にレシピが書かれていたとか、オリジナルはロンバルディーアにあったとか、こちらも曖昧模糊。
仔牛肉とセージ、プロシュートを重ねてソテーしたサルティンボッカは、使う肉の量が少ないのがポイント。そのためセコンドピアットとして適切かどうか・・・などという論争が過去に起こったこともあったのだとか。
「私を上に引っ張り上げて」=元気にして、という意味のティラミス。日本でも爆発的なブームになり、今やすっかり定番ドルチェのひとつになりました。このお菓子の起源や名前の由来にも諸説があり、1960年代にトレヴィーゾにあるエル・トゥーラというレストランで創作されたとするもの、17世紀末のシエナでトスカーナ大公来訪の折に作られたとするもの、それが元で宮廷に広まり恋の駆け引きの前に食べられたお菓子だったとするもの、材料がチーズや生クリームと栄養価が高いため「元気になる」からとするもの、ヴェネツィアの娼婦が仕事の合間に精をつけるために食べていたからとするもの、男性が女性を家に連れ込むために作るデザートだからとするもの…とキリがありません。男女関係に引っかけたお話が多いのがイタリアらしいですね。
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