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特集
女のドイツ
ドイツ旅の定番はテーマ街道を移動しながらの古城や美術・博物館などの観光スポットめぐり。効率よく見どころを回るルートも多数紹介されていますが、どうせ行くならひと味違うドイツに触れたい、という人も多いはず。そんなこだわり派におすすめしたいのが、ユニークな伝説や博物館のある町です。ここでは大都市を起点にし、小旅行気分で行ける個性的な観光スポットを紹介。鉄道を使ってのんびりと訪ねてみてください。
ハンブルクから鉄道で約30分の町ハーメルンは、恐怖のダークマン「ハーメルンの笛吹男」が現れた場所。1284年に130人もの子供が姿を消してしまい、その理由は今もって謎とされています。ドイツ語では笛吹男のことを「ネズミ取り男」といい、当時ネズミ取りを生業にしていた旅芸人がいたことがこの伝説のもとになっているようです。そこでハーメルンにではネズミを大々的にフューチャー。道路に描かれたネズミのマークが観光名所の案内役になっていたり、お店にはネズミ絡みのグッズやお菓子も。ちなみにネズミ男が住んでいたという家はレストランになっていて、ネズミのしっぽ料理(もちろん本物ではありません)が食べられます。
R. シュトラウスの交響詩「ティル・オイゲンシュピールの愉快な悪戯」は、実は実在の人物(一説には架空の人物とも)をもとにしたストーリーだということ、ご存じでしたか? ティルは、つながれていた牛や馬を放して大騒ぎを起こす、僧侶やナイトに化けて女性にちょっかいを出す(でも振られる)、学者をバカにして殺されそうになるなど、ドイツNo.1無責任男の称号を与えたいほどのはじけっぷり。その舞台となったのがメルン。ハンブルクから鉄道とバスで約2時間半。町中にはティルのおどけた像や彼の偉業(?)を伝える博物館まであり、時には観光局スタッフのコスプレも見られます。こんな迷惑な人物でも今や町のシンボル・・・。メルンの人々の寛容さをひしひしと感じることでしょう。
フランクフルトから鉄道で約3時間のヴァイル・アム・ラインはスイスを代表する家具メーカー、ヴィトラが収集した古今東西の名家具美術館ヴィトラ・デザイン・ミュージアムで注目される場所。特に椅子に力を入れており、町を歩けば巨大な椅子が、建物に目をやれば壁に椅子がオブジェのように、と半端ではない展示方法に度肝を抜かれます。よって堅苦しさとは無縁。専門知識がなくても存分に楽しめます。ただし町全体が美術館のように見どころが散らばっているので、インフォメーションセンターで町歩きのガイドを入手し、余裕を持って町歩きに望んでください。
ライン川下りを予定しているなら、時間を見つけてちょっと足を伸ばしたいのがケルンとアーヘン。まずはケルン。ライン川を渡る船からも見つけられるガラス張りの建物、イムホフ・シュトルベルクのチョコレート博物館へ。展示場は何と4000平米。カカオの歴史のお勉強から泉のようにあふれるチョコレートドリンクの試飲までできるという、ウィリー・ウォンカの工場にも負けないプログラムです。ケルンから鉄道で約1時間のアーヘンにあるのがクーヴェン博物館。世紀末の美しい邸宅を再現し、内部を飾るのは優美でゴージャスなロココ調の家具。キッチンやトイレすらロマンティックなこの屋敷にいると、気分はいつの間にかマリー・アントワネット!?
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