
 |
|
 |
そもそも国際線の飛行機の座席に、クラスはありませんでした。当時は飛行機に乗る、それも外国に行くことができる人はごく少数。いわば特権階級の人しか使えなかったので、飛行機に乗ること自体が「最高クラス」だったのです。しかし技術が発展して航空機が大型化し、特権階級以外の人たちが比較的容易に飛行機を利用できるようになると、料金とサービスに差をつけるため、ツーリストクラスとも呼ばれるエコノミークラスが作られました。さらにジャンボジェットの登場で大量輸送が可能な時代になった1980年代に入ってから、ファーストとエコノミーの中間、おなじみのビジネスクラスが生まれたのです。 |
| さて現在。同じエコノミークラスでも、格安航空券を8万円で買って乗っている人と、ノーマル航空券で数十万円も支払っている人が隣り合わせるというケースは珍しくありません。当然のことながらフライト中のサービスに差はナシ。これって何だか不公平なような気がしますよね。航空会社もこんな状況を無視できなくなってきたようで、正規運賃を払って乗ってくれるゲストや、マイレージ会員の中でもより頻繁に利用してくれているフリークエントフライヤーのために、何とか差をつけねばと考えるようになりました。その答えが上級エコノミーともいうべき、プレミアムエコノミークラスの設定。同じエコノミーでもシートの幅や座席のピッチを広げて、より快適な空間を提供しようというわけです。
|
| ジャンボ機を例に上げると、通常のエコノミーが横3−4−3列になっているのに対して、プレミアムエコノミークラスは2−4−2列。シート幅や前のシートとの間隔も広めに設定しています。またラップトップ用の電源を設置したり、Eメールやインターネットが利用できる設備を備えた航空会社もあります(これは最近では全シートで可能になりつつありますが)。しかし、機内食に関しては、飲み物を含めて通常のエコノミークラスと同じというケースがほとんどです。とはいえ、プレミアムエコノミークラスで飛行機に乗る最大の利点は、優先的にチェックインできることではないでしょうか。ずらりと並ぶ人々を尻目に、専用カウンターへ。これはちょっとプライドをくすぐられますね。 |
|
 |
|
 |
|
|