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トップ > クチコミプラザ > アップルコラム > スイス旅行記 > 最終回:マッターホルンは霧の彼方に・・・
楽園の旅人



第1回:
旅の段取りは大変だけど面白い
第2回:
巨峰を眼前にシャンパンで乾杯!
第3回:
さらばアイガー、そしてツェルマットへ
最終回:
マッターホルンは霧の彼方に・・・
某月某日
朝、連れの「早くきてー!」という声で、慌ててバルコニーに出る。ぴっかぴかの晴天。小人の帽子みたいなマッターホルンがくっきりと姿を現している。「あそこに登る人って、あのくにゃっとしたとこどう制覇するんだと思う?」「や、反対からアタックすれば問題ないのでは?」。早朝にふさわしいIQ80レベルの会話。

某月某日
適当な格好で朝食に向かう。昨日と同じ席にイタリアのプチ種馬君家族。「チャオ!」。また目をそらされた。食事はブッフェスタイル。チーズ、ハム各種、そしてパン。全てがフレッシュでおいしい。コーヒーも温めたミルクもポットでたっぷりと出てくる。テーブルの上にプラスティックの水差しのようなもの。「なにコレ?」「焼き鳥の串を入れる・・・って、ここはス・イ・ス!」。朝から絶好調。ちなみにこれは新しいコーヒーを飲みたい時に、冷めたヤツを捨てる容れ物・・・らしい。

某月某日
今日はゴルナーグラードにアタック。といっても登山電車で展望台に行くだけだが。標高が上がるにつれ山あいにある町の景観が、どんどん手のひらサイズに。途中から林や荒涼とした岩肌が大パノラマで迫ってくる。登山道を歩いている人も多い。半パン、ランニングはまだしも、スーツで歩くのはいかがなものか。木の間からずんぐりした鹿が顔をのぞかせる。ずっと先に見えるのは雪よけのための長いトンネル。モンテローザが見える。氷河も見える。これほど食い入るように景色を見るのは、どのくらいぶりだろう。

某月某日
終点はスイス一の景観といわれる展望台。・・・真っ白なんですけど? どうやら途中から雲が出てきてしまったらしい。記念写真用のセントバーナードがやるせなく寝ころんでいる。ここまで来たのにっ。釈然としないっ。ブラブラ歩いて時間を潰してみたが、ますます天気は悪くなるばかり。あきらめて駅の側の食堂へ。ホットワインとソーセージを注文。鬼のような量のフライドポテト付き。「ねえっ。これで1000円ってどうなのっ?」怒る連れ。「海の家のラーメンだと思ってちょ」。展望欲が満たされなかった私は投げやりだ。

某月某日
知人の「メトロポールはスパでしょ」のアドバイスを思い出し、町中で水着を購入。ホテルに戻り地下のスパエリアに行く。ガラス張りの気持ちよさそうな空間。プールに入ればマッターフィスパ川、ジャクージに入ればマッターホルンが望めるようなニクイ造り。他に利用者はいない。わが物顔でジャクージに浸かる。うーん。温泉気分。スチームサウナは割と低温。ガッツリ熱いサウナのほうが好きかも。「ねえ、明日どうする?」「サースフェーに行こう。氷河の町だって」。知人夫妻も同行するとのことなので、夜、アルファにあるインターネットコーナーで情報収集。

某月某日
鉄道でフィスプまで戻り、バスでサースフェーへ。終点の郵便局で降りると、すぐそこまで氷河が迫っているのがよくわかる。ミッテルアラリンの展望台にあるアイスパビリオンを見たかったのだが、夏季しか営業していないことがわかり挫折。ローシーズンなのか町は閑散としており、道行く人もまばら。細い道を下ってメインストリートに出る。ここも静かだ。小さな町なので、ブラブラしていたらあっという間に一周してしまった。知人夫妻はスキーシーズンに来たことがあるという。冬はとても賑やかになるらしい。

某月某日
帰りのバスを待つ間。スノーボードとおぼしき大荷物を持った日本人の若者二人が、バスターミナルで飛行機のバゲッジチェックインをしようとしていた。簡単な英語で「どこから乗るのか」と聞くスタッフ。「なに? 何言ってんの? わかんねーよ」へらへらと日本語で。もう一人が無言で飛行機のチケットを突き出す。かーーー。恥ずかしい。下手でもいいから、片言でもいいからコミュニケーションしようよ! どうして日本人の男子(老いも若きも)は、英語を話そうとしないのでしょうか。どの国でもこんな光景を見かける。日本人女子(老いも若きも)は結構堂々としてるのに。

某月某日
スイス最後の夜。反省会をかねてまたしても部屋でプチ宴会。ステージはバルコニー。食べたいものと飲みたいものを山のように揃えて。「どうでしたか、この旅」「最高です!」「もう少し歩ける靴持ってくれば良かったね」「でも次の楽しみになるからいいじゃん」「こーいつぅ」。酔ってます。夕日の中に屹立するマッターホルンは、雲に隠れたり顔を出したり。姿が見えるたびに「あっ、見えたよ」。しばし無言で見つめる二人。美しい横顔には涙がキラリ・・なんてことはなく、大福のような笑顔ばかりなり。

某月某日
朝早い出発だったため朝食はせず。憧れのオーナーはご夫婦で出張とかで挨拶ができず残念。チューリッヒに向かう電車の中で空腹極まる。「あのミニバーっちゅうのが車内販売じゃない?」「む。いま5号車か」「それにしてもさ、どうして2階席に行かないわけ?」「だって荷物こわいじゃん」「まあねえ」「しかも世界の車窓からなんてすぐ飽きるし! 寝てるし!」「あっ、ミニバー来た。なんか買ってくる」「私はあとで行く。何売ってるかわかんないから」。私が手に入れたのはコッペパンみたいなのにサラミがサンドしてあるものとココア。このパンが、もう、たまらないおいしさ。彼女はビール(朝からかい!)と同じパン。世界のどこに行っても、こんな風に旅してる私たち。さて、次はどこに行こうかな。

ミノテル アルファ
 Minotel Alfa
 ★★
TWIN BED WITH MATTERHORN VIEW
・・・ ¥15,000〜
メインストリートからはちょっと引っ込んだところにあるが、実はマッターホルンを正面に見ることができる好ロケーションのホテルです。客室のほとんどもマッターホルンビューのテラス付き。しかも料金が手頃なことから、知る人ぞ知る穴場ホテルです。早めの予約ならビュー指定も可能。
スイスの山々が最も美しい5月が狙い目。ピークシーズン以外が断然お得!
[体験談を読む]
ツェルマットの風景
コルグラナート山頂 山頂の駅舎 古い民家
コルグラナート登山鉄道の中から
ミノテル アルファ   Minotel Alfa   ★★
部屋カテゴリー 期間 料金
TWIN BED WITH MATTERHORN VIEW 6/2-6/23, 9/19-10/22 15,000
6/24-9/18 16,800
ベルベデーレ グリンデルワルド   Hotel Belvedere Grindelwald   ★★★★
部屋カテゴリー 期間 料金
Twin room superior Wetterhorn 3/25-4/13, 4/18-5/31, 9/18-10/21 23,100
4/14-4/17, 6/1-6/23, 8/20-9/17 30,400
6/24-8/19 38,500
Twin room superior Eiger 3/25-4/13, 4/18-5/31, 9/18-10/21 30,100
4/14-4/17, 6/1-6/23, 8/20-9/17 37,400
6/24-8/19 45,600
シュタインボック   Hotel Steinbock   ★★★
部屋カテゴリー 期間 料金
Twin Room bath or shower 4/1-6/10, 9/20-11/30 13,800
6/11-6/25, 8/21-9/19 24,200
6/26-8/20 20,800
メトロポール & スパ ツェルマット   Hotel Metropol & Spa Zermatt   ★★★★
部屋カテゴリー 期間 料金
TWIN BED WITH NON-MATTERHORN VIEW 6/2-6/23, 9/19-10/22 21,500
6/24-9/18 26,200
TWIN BED WITH MATTERHORN VIEW 6/2-6/23, 9/19-10/22 23,400
6/24-9/18 29,900
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