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> 建築様式学入門 > Vol.9 アール・ヌーボー様式を採り入れたホテル
Vol.9 アール・ヌーボー様式
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アール・ヌーボー様式を採り入れたホテル
アールヌーボーは、商業建築に広く用いられましたので、現在でも少なからぬホテル建築にその様式をとどめています。具体的な応用をご覧いただきましょう。
オテル・スイス・エ・ボルドー(グルノーブル/フランス)
1968年の冬季五輪記録映画『白い恋人たち』(監督クロード・ルルーシュ、音楽フランシス・レ)の舞台、グルノーブル。その中央駅前に建つ6階建て2ツ星ホテルです。
最上階の窓上にアールヌーボー特有の書体でホテル名が描かれ、外壁の細部にもアールヌーボーの植物モチーフが生かされています。
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グラン・オテル・エ・デ・パルメ (シシリー島パレルモ/イタリア)
パレルモ空港から約30km、街の中心部にある183室の4ツ星ホテルで、1874年に豪壮な住宅をホテルに改装しています。
1907年に当時のイタリア随一の建築家エルネスト・バジールにより、暖炉のあるロビーラウンジを中心に本格的なアールヌーボースタイルに模様替えされています。かつてワーグナーが宿泊し、曲づくりに有効なインスピレーションを与えられたという逸話が伝えられています。
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エクセルシオール・ホテル・ガリア(ミラノ/イタリア)
巨大なミラノ駅を出て右側、先日軽飛行機がぶつかったピレリビルの手前、駅前広場に面して建つ5ツ星237室のホテルです。1932年の創業、壮麗なアールヌーボーの装飾が楽しめます。
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ダヌビアス・ゲラート(ブダペスト/ハンガリー)
ゲラート山の麓に位置する233室の4ツ星ホテル。ガラス天井の大型温泉プールと、アールヌーボーの内外装で有名です。
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グランドホテル・エヴロパ(プラハ/チェコ共和国)
プラハの中心市街地にあるウェンセラス広場に面する3ツ星ホテルです。この街は、様式建築の動態保存の博物館みたいなところがありますが、アールヌーボー建築も幾つか残っています。これはそんななかの傑出した例です。
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ホテル・パレス・プラハ(プラハ/チェコ共和国)
プラハ本駅の西約500mの中心市街地に建つ室数124のホテル。創建は1906年で、当時のアールヌーボーの面影をよく保存しています。
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ホテル・パリス (プラハ/チェコ共和国)
ホテルのロゴが典型的なアール・ヌーボースタイル。建物は1907年の建設。1984年に国の文化財に指定されています。
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優雅なエントランス
レストラン
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構成・制作監修:栗田 仁(くりた じん)
建築家・東海大学講師。学生時代のヨーロッパ一人旅5週間以来、旅にはまる。
世界の終着駅建築、庭園、公共交通機関(とりわけ新世代高性能路面電車LRT)に格別の興味をもっている。
著書は世界35の街を描いたエッセイ『街はいつでも上機嫌』(静岡新聞社)ほか。
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