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| 世界のホテルには実に楽しいいろいろな朝食があります。まず食べ方で分けると3種類。正統派朝食は、あくまでサービスにこだわるアラカルトメニューのテーブルオーダー。好きなものが自由に選べるブッフェスタイル。そしてプライバシー派にはルームサービス。1日のはじまりの朝食、あなたはどんな「幸福」を求めますか? |
■ コンチネンタルブレックファスト
オートミールやシリアル、ドライやフレッシュなフルーツ、ヨーグルト、ミルク、チーズ、生ハムやサラミのような火の通らない冷たいメニュー(コールドミール)とパン類にジュース、コーヒー、紅茶の組み合わせが基本のもの。ヨーロッパ大陸(コンチネンタル)で最も一般的な朝食です。最近のバリエーションとしては、もぎたてのオーガニックベジタブルを並べたサラダバーが用意されているところもあります。 |
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■アメリカンブレックファスト
名前は「アメリカン」ですが、世界中に普及しているメニューです(ちなみにイギリス人だけは、同じ物をイングリッシュブレックファストと呼びます) 。内容は、コンチネンタルに卵料理+ソーセージ、ハム、ベーコンなど火を通した温かいメニュー(ホットミール)が加わったものです。他にビーンズ、グリルドトマト、コーンビーフ、ハッシュブラウン、フレンチフライなどのサイドディッシュがある場合も。これだけ食べればお腹もいっぱいになるでしょうから、別名フルブレックファストとも呼びます。 |
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■ ローカルブレックファスト
その土地の特選メニュー(郷土料理)です。中国や香港の飲茶や点心、タイやインドネシアのお粥などが代表的で、別名オリエンタルブレックファストとも呼ばれます。世界的なダイエットブームにのって普及した和朝食などもその一種です。アジアのリゾートでは、キムチや焼き魚とスープをセットにした韓定食を用意するところも増えつつあります。 |
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アラカルトメニュー
テーブルでオーダーする正統派の朝食では、ヨーロッパでは「上品適量」、アメリカでは「1品満腹主義」の傾向があります。アメリカ風では、3枚重ねのパンケーキに山盛りバター、ホイップクリームにメイプルシロップやココナッツシロップ付き。さらに、ディッシュサイドにフレッシュベリー類やスライスしたキウィなどが添えられたりします。他にもワッフル、フルーツプレートもあり、朝からブレックファストステーキ(厚手のハム+グリルドパインアップル)なんていうのもザラ。もちろん、フレッシュオレンジジュースにトーストだけでもOKです。 |
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■ オリジナルメニュー
最近はホテルも朝食に工夫を凝らしています。オリジナルメニューとして「シャンパンブレックファスト」(朝からシャンパン付きという贅沢メニュー)、「ダイエットプレート」(マクロビオテックやナチュラルフードを中心に)、「アスリートプレート」(スポーツマン御用達の高タンパク低カロリー)なんていうのもあるんですよ。
こんなユニークな朝食に出合えると、旅がますます楽しくなりますね。 |
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リゾートに行ったら「ゆっくりのんびり」がキーワード。日常のあわただしい朝食タイムを忘れて、ディナーのように楽しんでみてください。朝の陽光を浴びて、明るいテラスで鳥のさえずりに耳を傾けながら、あるいは道行く人々を眺めてあれこれ想像を働かせるのも楽しいでしょう。1品1品を味わいながら、1時間以上かけてゆっくり楽しんでみてはいかがですか? 自分の時間を好きなだけ、自分のためだけに使う。これこそ心を癒すリゾートライフの第一歩です。 |
高級ホテルではコーヒーショップ以外にも、雰囲気とサービス内容に違いを設けたブレックファストサービスもありますので、気分によって場所を選んでみるのもいいですね。例えば静かなラウンジやライブラリーコーナーで、少人数向けにビジネスマン用のコンチネンタルブレックファスト。ゆったりした椅子に座ってくつろぎながらいただく優雅な朝食です。オープンエアのプールサイドやルーフトップガーデンなら、朝の日ざしを浴びながらアメリカンブレックファストのセットメニューがぴったり。チェックインの時に、おすすめのブレックファストベニュー(場所)をたずねてみてはいかがでしょう。
またテーブル選びも重要な小道具。高級ホテルには上質なサービスを求め、こだわりを持つゲストが少なくありません。太陽がさんさんと入る、眺めの良い窓際のテーブル。あるいは静かに過ごせるコーナーテーブル。全体の雰囲気を感じ取れる中央テーブルなどなど。お好みのテーブルを選んでみてはいかがでしょう。簡単に「May
I take that table?」(あのテーブルいいかしら?)なんて聞いてみてください。ゲストの好みに応えるのが、ホテルマンのサービス精神の基本なのですから。 |
| 朝の惰眠をむさぼる。これも自由きままな旅のシーン。シャワーから出たままのバスローブ姿で、ちょっとお行儀悪く自由気ままな朝食はいかが? 新聞片手に、眼下に広がる朝のキラキラと輝く海を眺めながら、テーブルには挽きたての香り高いコーヒー。部屋のテラスからの眺めが素晴らしい、ずっといたくなる素敵な部屋・・・そんなホテルルームなら朝食はルームサービスに限ります。味わいもまた格別でしょう。 |
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| 最近はどこもブッフェスタイルが主流ですが、ゆっくりとサービスを楽しみたければアラカルトレストランがおすすめ。アラカルトレストランは、いわばブレックファストのメインダイニング。朝のピークタイムでごちゃごちゃしたブッフェレストランに比べるとぐっとエレガントで、丁寧な応対が受けられます。静かな朝食タイムが楽しめること請け合いです。 |
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| シンプルなメニューのコンチネンタルブレックファストでは、決め手となるのがやはりパン。日本のホテルでは、パンはホワイトトーストかやわらかなバターロールがほとんどですが、パンを主食とする世界にはいろいろな楽しいパンがあふれています。 |
■ ヨーロッパのパンあれこれ
まずは歴史と文化のあふれるヨーロッパから。フランスは、ご存知クロワッサンの故郷です。他にもバケット、バタール、プチフランセ、フォンデュなどなど、バリエーションは豊富。ベルギーも負けてはいません。ここは「南のベネチア、北のブルージュ」とも呼ばれるお菓子の都なのです。中心はフランスパンなのですが、強力粉でなく薄力粉を使ったサクサクパリパリとした食感で、噛めば噛むほど味がでるおいしいパンです。
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ドイツといえばサワーな黒パンが有名ですが、やはり代表格はライ麦と小麦粉が50%ずつ混合されたミッシュブロートやカイザーでしょう。他には白パンでモーンブロート(けしの実をまぶしたソフトなパン)、バターやジャムがとても合うブレットゥヒェン(素朴な丸いパン)、シュトーレ(フルーツブレッド)なども魅力的です。お次はオーストリアですが、ここはハプスブルグ王朝なみにリッチな味のウィーンブリオッシュ(編み物パン)で決まり!
海の向こうのイギリスでは、モチっとしてほんのり塩気のきいたリーンパンが一般的です。イングリッシュマフィンやスコーンはあまりにも有名ですよね。アイルランドの素朴なソーダブレッド(重曹とサワークリームのパン)も外せません。
スペインはご存知チュロス。香港の油条(ユウジョウ)の起源かなと思うほどよく似た星型のパンで、揚げて砂糖をふったスタンダードなものと、生地にココアを混ぜたものの2種があります。ポルトガルにはポルトクロワッサン(黄色いクロワッサン)があります。国境を接しているのに「パンがこれほどに違うのはなぜ?」といいたくなるのが、イタリアです。砂糖のかかったジャムやチョコレート入りの甘いクロワッサンやパネトーネ(僧侶の帽子を象ったフルーツパン)は有名ですよね。でもやっぱり代表格はグリッシーニ(スティック状パン)でしょう。他にサクサク香ばしく、バターとしっくり合う乾パンも結構いけます。 |
■ アメリカも負けていません
アメリカなら、プレーン、ブルーベリー、ポピー、アップル、チョコチップなどの入ったマフィン。カリフォルニアでは、ドイツパンのようなサンフランシスコサワーブレッドというのもありますよ。そして今やニューヨーク名物となったベーグル。これはもともとユダヤ人のパンであり、イスラエルの特産だったのですが、今ではニューヨークの方が有名になってしまいました。プレーン、オニオン、セサミなどいろいろな種類があります。 |
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■ エスニックのパンは個性のカタマリ
エスニックな世界にもパンはいろいろあります。中東・インド地方ではナン(長細い平焼きパン)やピタ(空洞平焼きパン)。ピタサンドなど最近ではすっかり日本でもおなじみですね。東西文化の融合地トルコは、世界有数の小麦の産地。大地の恵みをたっぷり受けた、おいしいパンがいっぱい! 必食はエキメッキ(丸い空洞パン)やシミット(捻れリングパン)。タイプはさまざまで、モチモチもサクサクもパリパリも何でもありです。他にもエジプトの |
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| エイシ(丸い平焼きパン)、ボソマート(棒状パン)、中国の焼餅(シャオピン)、花捲(ホワジュアン)、中南米のポンデケージョ(ブラジルのモチモチした食感のチーズと塩気のパン)やボリロス、メキシコのとうもろこし粉のコーントルティーヤ、などなど。世界にはおいしいパンがあふれています! 海外のホテルに泊まったら、ぜひともこんなところにもこだわってみてください。 |
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