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特集
ヨーロッパのクリスマス
クリスマスシーズンになると、プラハでは4本のろうそくが付いたリースが各所に飾られます。これは4週間の待降節の1週ごとに1本1本点火していくという敬虔な伝統によるもの。
プラハのクリスマスマーケットのメインとなるのが旧市街広場。初日の午後あたりから観光客だけでなく、クリスマスと新年用のデコレーションや贈り物を買い求めにきた地元の人々で町中は大変な人出になり、普段から人でごった返すカレル橋まで身動きができないほどの混雑ぶりになります。
人混みにめげず屋台をよく観察してみてください。他の都市ではちょっとお目にかからない珍しいクリスマスアイテムが登場しているのに気がつくはず。それは魚のコイ。コイはチェコのクリスマスを象徴するもののひとつなのだそうです。
イブの締めくくりにはコイのフライを食べ、コイのチャームをお財布に入れるのが古くから伝わる習慣らしく、マーケットのあちこちで生きたコイや、コイをモチーフにしたグッズが売られています。といっても、コイを自宅で捌くケースはまれで、たいがいの人がヴルタヴァ川に放してやるのだとか。
またコイのチャームをお財布に入れておくと翌年はお金に不自由しないのだそう。本当ならば、ぜひ真似してみたいものですね。
他にも金色に塗られた木の枝など、チェコならではのクリスマスアイテムをたくさん見つけることができます。

そしてプラハでも聖ニコラス(ここでは聖ミクラーシュとなります)が練り歩いています。しかも一組のチームだけでなく、かなりの人数がいる模様。さらに配っているのがお菓子だけでなく石炭やジャガイモのことがあったり、「悪い子はいねがー」と、なまはげのように脅しをかける聖ニコラスもいるとかいないとか。いい子にしていればプレゼントが、そうでなければお叱りを受けるという、元祖サンタクロースにあるまじき行い。真実か否かは、その目で確かめるしかありません。

そんなユニークなイベントのあるプラハですが、音楽の都の異名にふさわしく、クリスマスシーズンは劇場や教会で大小さまざまなコンサートが開かれています。ふと耳を澄ますと冷たい空気の中にかすかなメロディーが流れている・・・。
町全体が音楽に包まれるのがプラハのクリスマスなのです。

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