ホテル評価にはいろいろな切り口、考え方、求め方があり、経験や知識、嗜好、年代、所得等によって大きく左右されます。ですからベストホテルの考え方は十人十色。それもまたホテルを知る楽しさだといえます。現在は、あらゆる分野で、いろいろな人や雑誌などが評価の権威を目指しています。しかし、読者投票といっても評価者である読者のレベルにばらつきがありすぎ、単なる人気投票=認知度調査の域を出ません。また日本人マーケットに関していえば、旅行が2〜6週間レベルの、ライフスタイルとしてのバカンスとして位置付づけられている欧米とはあまりに隔たりがあり、国内ならともかく、海外に関しては評価(ランキング)は難しいのが実情ではないでしょうか。このような理由から、バカンスの達人ぞろいの欧米豪人の「嗜好」を知る格好の情報源としては、「トラベルアンドレジャー(Travel and Leisure)」と「コンデネストトラベラー(Conde Nast Traveler)」の2誌をおすすめします。
「トラベルアンドレジャー(Travel and Leisure)」は発行部数100万部に迫らんとする、アメックス系の旅行専門誌。この本では、「ワールズベストバリュー(World's BEST Value)」という、費用対効果で仕切った、例えば「1泊200ドル以下のホテルトップ10」など、ちょっとユニークなホテルランキングなども発表されています。ホテルのお値打ち度を知るいいデータになります。「コンデネストトラベラー(Conde Nast Traveler)」はヴォーグ社が発行している、眺めるだけで楽しいファッショングラビアのような雑誌。発行部数も約80万部と「トラベルアンドレジャー」誌に肉迫しています。