リンカーン大統領が奴隷解放宣言をしたのが1862年。ケネデイー大統領が人種差別を法的に取り払う法案を成立させたのが1962年。キング牧師が「I have a dream」の演説をしたのが、1963年。残念ながら、三人とも暗殺されてしまった。
長きに渡り、アメリカの偉大な指導者たちは人種差別撤廃に命をかけてきたのだ。私がニューヨークで生活を始めたのが1994年。その頃には、とうに差別を徹底的に法律が禁じる体制ができあがっていた。人々のモラルは、人種差別をする人は「人間失格」という三行半を下すようになっていた。職場で人種差別の悩みをもつはずがない。
年齢、性別、人種を問わずに誰もが実力で道を切り開ける世界。それがアメリカ合衆国でなければならない。皆がそれを理想に掲げ、それを理想とできない人々は、むしろ、アメリカ合衆国から去ったほうがいいくらいの風潮がある。今回のオバマ氏の勝利はそれの証だ。まだ誤解を持っている人がいたら、認識を改めて欲しいと思う。