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個性派ホテルがオープンラッシュ

チェンマイといえば数々の寺院や遺跡が有名ですが、最近では急ぎ足の観光名所巡りというパターンから、じっくり滞在を楽しむ人が増えてきました。なにしろここはチャーミングな雑貨やおいしい食事の宝庫であり、郊外に足を伸ばせば美しいマウンテンリゾートでゴルフやエステが堪能できるのです。もう一つの魅力が続々誕生しつつあるスタイリッシュなホテル群。より贅沢に、より個性的に。チェンマイでの滞在に新風を吹き込んでくれることでしょう。
あのデュシットが提案するコンテンポラリーな新ブランド
タイを代表する有名ホテルグループ・デュシット。バンコクだけでなく各エリアにハイクオリティな施設を展開し、世界各国の要人が訪れることでも知られる存在です。そんなデュシットが新しくデビューさせたのがD2ブランド。Dは「Dynamic, Desirable & Delightful」のD。タイの伝統色を強く感じさせてきたこれまでのデュシット・スタイルをさらに飛躍させ、コンテンポラリー・トラディショナルともいうべき独特の世界をつくり出しました。その第1弾が、古都チェンマイに登場。場所はナイトバザールの近く。ナイスロケーションです。
★★★★★ 客室数:130
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デザインに臆するなかれ。居心地はバツグン!
まあ、とにかく凝りに凝った品ぞろえとでもいいましょうか、D2の館内に足を踏み入れると「いったいどこから・・・?」と思うようなユニークな家具、調度品が目白押しです。造形自体はあくまでシンプル。しかし素材が、たたずまいが、いちいち面白いのです。シャープだけど冷たすぎない。すっとんきょうだけど温かみがある。そんな感じ。こういうホテルだと居心地が悪くて、と尻込みしがちな人もいますが心配ご無用。客室はあくまでも居住性を追求した、なごやかな空間です。特に目を引くのがデュシットらしい、渋くて味わいのあるファブリック。やや墨が入ったような、目にも優しいほっこりとした色合い。ベッドやデスクも低めで、日本人の体にはとてもなじみやすいサイズ。ここらへんはディシット・マインドが踏襲されているのですね。
チェンマイは年配の旅行者に人気の都市ですが、D2のような個性的ホテルが、これまで「チェンマイ・・・田舎だし・・」と敬遠していた若い層にアピールすることは間違いありません。一度行くとハマるチェンマイ。D2はその影の立て役者になることでしょう。
チェンマイ郊外にアジアン・ガーデニングの粋を見る
車の窓から眺める景色が大きなビルから平屋に変るころ、国道は山の中へと入っていきます。すでに辺りは濃密な緑のジャングル。空港からほんの15分なのに、全く違う国に来たよう。クリサダドーイ チェンマイ エイプライム リゾートはそんな場所にあります。エントランスロードの緩やかな下り坂を行くと、美しい英国風庭園が見えてきます。でも、これで感心していてはいけません。本当のガーデンは、その先。目に飛び込んでくるのは色とりどりの花、輝くような芝生。小高い山から天然の滝が流れ落ち、小川となって敷地内を走ります。ツタに覆われた東屋、池、カフェ、花時計。西洋のように作り込みすぎず自然のかたちを鷹揚に活かした、ここはまさにアジアン・ガーデニングの桃源郷。ところどころに残る「ま、いいか」的ないい加減さも微笑ましいというものです。
★★★★ 客室数:14
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少ない客室はいつも満員。空室があったら即押さえるべし!
ここは庭園が有名なため、多くの日帰り観光客が訪れます。でも、宿泊客となれば全く人気のない朝一番の庭園も、キャンドルの元での素晴らしいディナーも思いのまま。そして客室がまた・・・素晴らしいんです! 庭園の背後の静かなエリアにコテージが並んでいます。大きな三角屋根の独特の建物。室内も山小屋風の素朴で心温まる、しかし贅沢な内装です。コテージのバスルームは、木でできた飼い葉桶のようなバスタブ(これはちょっと微妙)。注目してほしいのは家具。全て近隣の村から取り寄せた手作りだそうで、衣装箱やソーイングボックスなど、持って帰りたくなるようなものばかりなんです。
このホテルは現在追加コテージやスパ、レストランを増設中なのだとか。完成した暁には、デラックスマウンテンリゾートとして世界中からゲストが押し寄せるに違いありません。さて今のうちに行くか、完成を待つか・・・。
チェンマイ御三家の最終ランナー、ついに登場
長らくチェンマイ最高峰の名をほしいままにしてきたフォーシーズンズ。それに待ったをかけたマンダリン。両者の熾烈なライバル争いを横目に、しれっと登場してきたのがチェディです。世界各地のリゾートでナチュラルフィーリングと極上のエレガンスを提供するチェディ。あえて客室数を少なめにし、デラックスながら気取りのない家庭的なムードを大切にしているチェディは、チェンマイでどのような空間をゲストに提供してくれるのでしょうか。
★★★★ 客室数:84
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いかにもチェディらしいノーブルな雰囲気
ナイトバザールの近く、メイピン川のほとりに位置するチェディはどこかひっそりとしたたたずまい。周辺に高層ホテルが多いためかもしれませんが、ゆっくりと滞在を楽しむなら、やはりこういう低層建てのホテルが嬉しいもの。もう一つ珍しいことに、チェディはチェンマイのホテルにありがちなランナースタイルへのこだわりが薄いのです。それは客室を見ると良くわかるはず。調度品や小物などにちらりと北部タイ風のイメージはありますが、基本的にはコンテンポラリーなタイスタイル。装飾を控えめにしたスマートでフラットなイメージの家具が、部屋に奥行きと開放感を与えています。質の高い、しかし個性を主張しすぎない上品な内装。他都市のチェディと通ずるこのコンセプトは、ここでも多くのリピーターを獲得する原動力となるはずです。
高級リゾートが比較的郊外に位置するのに対し、チェディは徒歩でチェンマイの街中に出ることが可能。館内で過ごす静かで贅沢な時間と熱気あふれるタイの喧騒、両方を存分に味わえるのもチェディの魅力です。